苦しいよ・・・
苦しいよ・・・
朝、目が覚めて
布団の中で桜侍くんの名前を叫んで涙が出た・・・
はぁ~・・・
ふぅ~・・・
溜息と深呼吸の繰り返し・・・
苦しいよ・・・
桜侍くんじゃない桜侍くんを見ていられないのか
わんこ達のお散歩には行ってこれた
「桜侍く~ん お散歩に行ってくるからお留守番お願いね~」
いつもの事・・・
ただ、お散歩中の頭の中は桜侍くんでいっぱいだった
昨日もおとといも・・・・
「桜侍く~ん お散歩から帰ってき~たよ~」
毎日言ってた言葉・・・
やっぱり動かない桜侍くん・・・
「桜侍く~ん 今日も私の応援よろしくね」
お仕事の日は、毎日桜侍くんに応援してもらってた
今日もいつものように
「桜侍く~ん 桜侍くんが応援してくれるから頑張れるよ
今日も応援よろしくくね~」
そう言って桜侍くんをお店まで連れてきました
いつもの事だけど
いつもとは違う・・・
桜侍くんを一人で逝かせてしまった
最後までそばにいてあげられなかった
お母さんとして、最低だ・・・
あのとき、酸素室の前で
少しでも添い寝をしていればよかった・・・
お腹の内出血はなんだろう?
最後の日の夜に派手に転んで
その転んだ時にお腹をぶったのかな?
私がちゃんと見てなかったから・・・
なんで、ちょっとの変化にも気が付かなかったんだろう
酸素室に入ってもらったときに
咳が出てたから
せめて咳が収まるまで
付いててあげればよかった・・・
「桜侍くん、濃い酸素吸ってね~ お咳はすぐに治まるから大丈夫だよ」
そう言って離れてしまった・・・・
そのまま会えなくなるなんて
思ってもみなかった・・・
なんで、なんで、なんで・・・・
こんなんで
桜侍くんのお葬式の日に
ちゃんとお別れができるのかな・・・
愛おしい愛おしい桜侍くん
大好きな大好きな桜侍くん
夢でいいから
もう一度会いたいよ
ちゃんと「ありがとう」と「さよなら」を言いたいよ
桜侍くん、もう一度生き返らない? だめ?