昨夜、救急病院の酸素室にお泊りをした桜侍くん
今朝、救急病院に桜侍くんをお迎えに行くと
スタッフの方がすぐに出て来て
「ちょっと・・・・中へどうぞ」
処置室に入ると
酸素室に居るはずの桜侍くんが
診察台の上で横になっていました
桜侍くんの右上から、桜侍くんの心拍に合わせた心電図の音が聞こえていました
桜侍くんが横になっている処置台の横には
酸素マスクを桜侍くんの口元に当ててくださっている女医さんがいて
私に話しかけました
「さっき7時過ぎに痙攣をおこして・・・」
お迎えに来る車の中で、どんな桜侍くんとご対面するのか
頭の中であれこれ描いていましたが
処置台の上で横たわっている桜侍くんは想像していませんでした・・・
桜侍くんの名前を呼んだら
こちらを振り向いて起き上がろうとしました
「桜侍くん!よく頑張ったね!おうち帰ろうって昨日約束したもんね!!」
救急病院から、かかりつけの先生の所まで
15分かかるかどうかという距離なのですが
救急病院の女医さんは
「今この状態で動かしてしまって、先生の所に行くまで持つかどうか・・・・」
そう言われてしまいました
体温は38度まで上がって 平熱になっていて
それだけでも少し安心はしたかったのですが
「先生の所まで行く間に、また痙攣が起きるかもしれないので
鎮静剤をうっておきます
でも鎮静剤を使うともう起きてこない可能性もあります
怖いけど、打ちますね」
そう言って女医さんは
桜侍くんの腕についている点滴セットから鎮静剤を注入した
「先生の所について、すぐに酸素が吸えるようにしてくれればいいんですが」
「どうかな~ 大丈夫かな~ 持ってくれればいいんだけど・・・」
「もし、車の中で呼吸が止まってしまっても、事故を起こさないように
運転に気を付けてください」
そんな事も言われちゃって・・・
そうなの?桜侍くんはこのまま死んじゃうの?
そんな不安をいっぱいいっぱい詰め込んで
私と桜侍くんは、救急病院を後にしました
助手席に居る桜侍くんに、いろいろ話しかけながら
勝手に桜侍くんの歌を作って大きい声で歌いながら
自分をごまかしごまかし運転をして
かかりつけの先生の病院に、やっとの思いで着いて
すぐに診てもらい
桜侍くんは酸素室へ
かかりつけの先生は、救急病院の先生と違って
とても落ち着いていて
桜侍くんの命の事は何も言いませんでした
反対に
昨日の夜に利尿剤をしっかり使っただろうから
肺の音は、そんなに悪くないと言ってくれました
見かけはキャシャだけど
心は深くて大きい先生で安心して桜侍くんを任せられます
今日は一日、かかりつけの病院の酸素室に居る桜侍くん
もう少ししたら、面会に行って来ます
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