これが啓太君の望んだ最後なら
すべてを受け入れなくては・・・
1日入院したかかりつけの病院から
家に帰ってきても終始呼吸は浅くて早かった・・・
呼吸をまねると、そこの子気持ちが解ったりすると
何かで読んだことがあったので
啓太君の呼吸に合わせて
啓太君の呼吸を真似してみた
苦しかった・・・
啓太君が苦しいのは嫌だ・・・とても嫌だ・・・
いつも寝ている所に寝かせていたのですが
私がうとうとしている間に移動して
啓太君がいつもご飯を食べていたケージの中に
滑り込む形で入り込んだ・・・
歩ける状態じゃないのに歩いた・・・
よっぽどここに来たかったのだろう・・・
フリースを1枚敷いて
その上に横になってもらった
ここがいいなら、ここにいればいいよ
ここは、佐助君がすぐ隣にいる場所・・・
啓太君は、苦しそうに数回ないた
それが午前2時頃の事だった
明日の朝、また会えると思ったので
「啓ちゃん、寝てもいいかな?」
そう話しかけたら
苦しそうにないたり
ゴロゴロ喉を鳴らしたりしていたので
もう少し近くにいる事にした
手足を触ると、もう温かさは感じなかった
これは・・・
もしかしたら・・・・
啓太君の手を握り
啓太君とおでこ同士をくっつけて
思い出話をした
感謝の気持ちをたくさん伝えた
息は細かく早くなって
見るからに辛そうだったし
苦しそうに何度もないたので
「もう、がんばらなくていいよ 自分のタイミングでいいよ」
そう話しかけた
それからすぐに
啓太君は1度大きくのけぞって
怪獣みたいにないた
そして
溜息みたいな呼吸になった
最後の時だ・・・
溜息みたいな呼吸は1~2分続いた
本当に本当の最後だ・・・
もう、啓太君に何を話せばいいのか分からなかった
おでこ同士をくっつけながら
ただただ、15年ありがとう としか言えなかった
啓太君の旅立ちは、啓太君の物・・・
私が何か口を出すことではない・・・
がんばれなんて言えない・・・
私が足を引っ張っちゃいけない
天国までしっかり飛んでいけ・・・
啓太君の呼吸は
ゆっくりとゆっくりと止まった
午前2時23分
啓太君は15年の生涯を終えた
啓太君との15年は
あっという間だったな・・・
楽しい15年だったな
面白い子だったな
笑顔をいっぱいもらえたな~
いたずらも一杯されたけど
困ったこともいっぱいあったけど
ぜ~んぶふくめて
いい子だったな~
かわいかったな~(涙
大好きだな~(涙
そんなに急いで逝かなきゃだめだったの?
こんなことになるなら
もっとおいしい物を
たくさん食べさせてあげればよかったな・・・
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